ドイツ代表のユニフォームが赤いのかよ!

走ってこそのサッカー。

ボールを奪った瞬間に、両翼も含めてとにかく前へと走る走る
怒濤のごとくにゴール前へと人が走り込む。
足下で止まってボールを受けてそれから走るなりパスを出す先を探すなんて
プレーはほとんど皆無。簡単にはたくとそこにちゃんと人がいる。
ダイレクトなパスプレーも頻繁に見せてくれて体力と根性って印象のあった
ドイツ代表にもちゃんと、テクニックとクリエイティビティが備わっているん
だってことを確認させてくれる。

・・・あの、あの、白ジャージに黒パンツはもうヤメなんですか?
あと、バラック髪切ってくれ

=== ズィ〜コちょっといい話 ====

ミーティング後の会見で、大きなハプニングが起きた。ジーコが質問に答え
それをポルトガル語の鈴木通訳が訳し、ドイツメディアのためにドイツ語の
訳が入る。たしかにいつもよりはもどかしいが、監督は実に丁寧に返答していた。

ところが、チャーター便で次の遠征先である韓国へ移動するドイツチームには
時間があまりなかった。
本来なら監督は同時には座らない席に、クリンスマン監督が着席。
ジーコの話を通訳し終えていないのにもかかわらず、ドイツの関係者
(ジャーナリスト兼コーディネーターらしい)が「時間がないので
クリンスマン監督への質問にしてくれ」と言った瞬間、ジーコは声を裏返して激怒した。
「私は今、クリンスマン監督とこの席に座っていることを光栄に思う。
しかし、日本で行われている試合で、私が話しているときに、横であなたにとやかく言われる筋合いなどない。失敬にもほどがある」
 そうして、質問を訳し終えると立ち上がった。廊下でもずっと、勝ったからといってあの態度は許せない」「ここは日本だ、ドイツじゃない」と一人言をつぶやいていた。

 2年前、コンフェデレーションズ杯の抽選会でも、同じ光景を目撃した。
抽選が決まって、プラティニとの2ショットを求めて各国のメディアがジーコ
「こっちへきてくれ」と叫んだとき、監督は毅然と「今、私が日本のメディアを話しているのが見えないのか。私にとって、日本のメディアに答えることが最優先だ」と言い返していた。
 この夜、ドイツから出た質問と監督の怒りの「答え」が、2006年にこそきっちり出るのだと信じたい。監督は廊下で、大声で叫びながら、誓ったのだろうか。
 北朝鮮バーレーン、イラン、途中で負けるわけには、絶対にいかないのだと。