逆風下のビジネスチャンスはこれだ

チャンス1)供給不足のSCを選択せよ
 大都市周辺の激選区ではなく、これまで大型SCがなくて買い物の場に困っていたようなローカルやルーラルに開発された高占拠率型広域SC(売場占拠率10%以上圏が半径20km以上)、あるいは高質なサバブ住宅地圏に開発された足下特化小商圏型ライフスタイルセンター(売場占拠率10%以上圏が半径2〜3km)を選択し、その立地にあった業態を出店する。
チャンス2)コストの安い定期借地権開発型SCを選択せよ
チャンス3)ニッチなフォーカスで顧客独占を狙え
 大型SCで数字を落としているのはファミリーカジュアルにせよOL狙いにせよ、テイストのフォーカスを甘くして広範な客層を狙った旧世代業態であり、テイストのフォーカスを絞った新手業態は数字を伸ばしている。
その中でも好調なのはテイストは絞っても世代はそれほど限定されない店で、小商圏で顧客化実績のあるローカル出身業態が多い。彼等に共通するのはモールの動員客数に依存し過ぎない事で、着実に顧客を蓄積して小商圏のライフスタイルセンターでも大型モールと大差ない販売効率を叩き出している。
 チャンス4)現場起点の運営で顧客満足を狙え
彼等の成功を支えているのは店頭現場主導の運営だ。