途中まで

行ってみた!国際!
でも、分かれ道で標識が・・・残り19Km・・・
断念。

今日のナルホド

●一生涯保証の“科挙”的試験はもういらない

まず、公務員試験の廃止です。今のように上級公務員試験に受
かったら永遠に身分が安定するといったような、昔の中国にお
ける科挙のようなシステムはナンセンスです。今のテストその
ものも21世紀の能力を試すに値するものとは到底思えず、これ
では、頭が固く政策・ポリシー作りに向かない人を選抜してし
まうだけです。

また、試験の順位によって各省庁への割り振りが決まる、昔で
いえば成績最上位が大蔵省、二位が通産省といったシステムも
今の時代にそぐいません。もちろん採用にあたってなんらかの
試験は必要不可欠ですが、官と民の垣根を越えて、優秀な人は
一般企業もアプローチできるようなものにすべきです。

さらに3,300ほどあった地方自治体が2,000くらいになったもの
の、市町村別に採用するシステムには違和感を感じます。一地
域で合格したら一生涯その地域で働く、これでは視野が広がり
ません。

そもそも、公務員の仕事は「サービス業」です。それゆえ、時
代に呼応して「いらなくなるサービス」も生まれます。アメリ
カでは公務員もリストラの対象となりますが、日本では状況が
どうあれ解雇はありません。

FAXやEメールでの情報交換が頻繁に行われる現在、暑中見舞い
や年賀状の時期のみアルバイトを雇えば事足りるはずなのに、
郵便事業には14万人もの配達担当員が残っています。

一生涯保証ではなく、必要な人数だけ採用し、雇用は保証しな
い。現状の「公務員」という発想そのものを、もう辞める時代
に差し掛かっていると私は思います。今後も「解体」や「削減」
など、口当たりのよい公表が相次ぐと思いますが、それが「実」
を伴っているか、単なるパフォーマンスかを随時見極めていき
たいものです。