複数関係者計算ゲーム

multi-party computation games" (複数関係者計算ゲーム) とは

社会選択やメカニズムデザインのありがちな設定では,各人はタイプ (通常は選好) を持っていて (かつはじめからそれを知っている),自分のタイプから見て望ましい結果を実現しようと躍起になるのが普通だ.ところが multi-party computation game では結果の望ましさにたいする意見の対立が問題ではない.(その意味では「正しい」選択肢を選ぼうとする「コンドルセ陪審定理」の状況に似ている.) それ以前の段階ともいえるかもしれない,自分のタイプを知るためにコストがかかるところがポイントだ。