労働に対して賃金が安いというのは

労働に対して賃金が安いというのは原理的には当り前。
「成果」に応じた、「労働」に応じた、云々は、すべて賃金を上げ下げする
口実にすぎず、賃金の上げ下げは利潤の上げ下げに連動します。

評価制度構築の負担やら、足の引っ張り合いやら、労働者間の不信や意欲減退やら、数値化できないことが切捨てられ労働の質が低下することやら、安心して仕事ができないことやら、「成果主義」の失敗はすでに常識化しつつあります。

多くの成果に対して多くのカネをというありふれた文句は、ここでは、賃金を不安定なものにすることによって利潤を安定したものにせよ、という資本の要求なのであり、労働者に競争の美徳とすばらしさを教え込むことは、じつは企業の側での剰余の確保が目的なのです。労働者を孤立させる裏側では、企業の熱い友情、利潤の反競争・反自己責任、利潤の共同確保、企業共産主義がすすんでいきます。

フリーで原だ
1階にいた邪魔な5人組乱入でいらつくZE