複雑系の予測はしばしば困難を極める

オシム、バッサリ!大久保は「エゴイスト」

By スポニチ
 【W杯1次リーグE組 日本0―1オランダ】スカパー!
オフィシャルコメンテーターを務める前日本代表監督のイビチャ
オシム氏(69)が19日のオランダ戦後に「オランダはたいした
ことなかった。日本は相手をリスペクトしすぎた。殺し屋の本能が
なかった」と決定力不足を残念がった。
 試合をオーストリアグラーツの自宅で観戦したオシム氏は
まず本田の名前を挙げた。「本田は大きなオランダDF相手に
レスリングをする時間が多かった。代わりにフレッシュでスピードの
ある選手を投入するべき。オランダのストッパーは大きくて遅くて
弱点だった」と振り返った。
 大久保については「エゴイスト」と切り捨て「シュートを決めた
かったのは分かるが、彼よりもっと有利な体勢でシュートを打てる
味方が近くにいた」と厳しい評価。中村と遠藤についても
「ピッチの上のソファに寝そべってたばこをくゆらす選手になって
ほしくない。彼らがスピーディーでモダンなプレーをしなければ私にも
責任がある」と表情を曇らせた。
 ただ、川島については「失点を気にせず、アフェレイの決定的な
シュートを防いだ2本を自信にしてほしい」と評価。1次リーグ最終戦
デンマーク戦については「大きいので日本の俊敏性に反応できない。
パスをどんどんつないでボールを動かしてほしい」とエールを送った。

[ 2010年06月20日 ]