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振興銀が破綻、初のペイオフ発動へ
債務超過1870億―預金保護1000万まで
時事通信 9月10日(金)5時44分配信

 経営再建中の日本振興銀行(東京)は10日、6月末時点で1870億円の
債務超過に陥ったとして自主再建を断念、金融庁に経営破綻(はたん)
を申し出た。これを受け、金融庁は同行に10日から12日までの業務停止
を命令、預金保険機構を金融整理管財人に選任した。
政府と機構は振興銀の破綻処理で、預金保険法に基づき預金の払い戻し
保証額を元本1000万円とその利子までに限定する「ペイオフ」を初めて
発動する方針。
振興銀は同日、東京地裁民事再生法の適用を申請する。
 政府は、振興銀処理でペイオフを発動しても日本の金融システム全体
に与える影響は大きくないと判断。自見庄三郎金融担当相と白川方明
日銀総裁は同日、「日本の金融システムの安定性に影響を与えることは
ない」との談話をそれぞれ発表した。
 ペイオフ発動は1971年に預金保険制度が創設されて以来、初めて。
元本1000万円とその利子分を超える預金は、支払いが一部カットされる
可能性がある。これに該当する同行の預金者は全体の約3%の約3500人
預金量では100億円程度となる見通し。
週明けから預金の払い戻しに応じられるよう、12日まで預金口座の
名寄せなどの作業を進める。

もやし@馬喰