「社葬・島耕作」

1時 まえ 曇り(のち夕立)
2時 デニ@おろし+あじ
やや 込み
のち 床
9時 スギ 初挑戦@ネギら¥600

¥123,386-  、〜〜〜(ノ≧ρ≦)ノ

健康保険のキャッシュフローをみると、例えば健保組合は収入6兆7000億円のうち、
被保険者が負担する保険料が6兆5000億円だ。
しかし、健保組合の支出を見ると、支出7兆2000億円のうち、被保険者に対する保険給付は
わずか3兆4000億円しかない。この他に出産一時金などの支出が5000億円ある。

その他は、保険料を負担している健保組合の被保険者とは関係ない後期高齢者制度への
支援金が1兆3000億円、前期高齢者納付金として国保に1兆1000億円、退職者拠出金として
これも国保に3000億円、それに加えて介護保険制度への納付金として5000億円。
合計して3兆2000億円は他の制度への拠出になっている。

つまり、保険料という名目で被保険者が支払ったお金の半分ちかくが、他の制度の財政の
穴埋めに使われている。
これは税による所得再配分に加えて、保険料でも再配分が行われていることになる。
本来、税金は(特定財源など一部のものを除いて)負担と受益の関係がないのに対して
(だから再分配に使われる)、保険料は負担と受益の関係がはっきりしているもののはずだ。
だから、「受益が明確なので負担にも納得する」、「負担と受益の関係が明確なので給付を
効率化しやすい」という税金と比較して、二つの明確な保険料の特徴がある、はずだ。
(これも日本総研の西沢研究員などが力説している)

それが厚労省の勝手な制度間の拠出金制度のいじり回しで、保険料負担と受益の関係が
どんどん希薄になってきた。もはや、税金と保険料という名前の違いぐらいしか、この
二つの性格の違いがなくなりつつある。
(by河野太郎