勇敢なヒーローや哀れむべき被害者として描くことは侮辱につながる

11時半 すぎ 晴れ
4時半 まえ GC@バジ弁(40%off)+豚野菜醤油炒め(半額)

多数の異なる意見から、一つの決定を導かねばならない。満場一致は理想的だが、それを実現するのは容易でない。延々と話し合いをしても決着は付かない、全員が納得する結論にはなかなか至らない。ではどうするか、多を一に結び付ける方式、集約ルールは、多数決だけではない。むしろ多数決はさまざまな集約ルールのなかでは、かなり出来が悪い。多数決は「票の割れ」に致命的なまでに弱い。
きわめて有力なのがボルダルール、「1位に3点、2位に2点、3位に1点」の配点を、選択肢に加点していくやり方だ。だから多数決の選挙だと、極端なことを言って、特定層から強い支持を受けたほうが有利である。一方ボルダルールだと、そんなことをするのは不利だ。多くの人から少しづつ加点を積み重ねないと勝利しにくい。だからそのような政策、つまり広範の人々から支持を受ける政策を探し当てるインセンティブが政治家に働く。Democracy is for all, not for majority なのだ。(坂井豊貴)