台湾第2野党、台湾民衆党の柯文哲主席(党首)が逮捕された汚職事件で、台北地方法院(地裁)は2日、台北地方検察署(地検)の柯主席への勾留請求に対し「犯罪事実が明確ではない」として保証金なしでの釈放を決定した。地検は抗告するとみられ、捜査の行方は混迷化してきた。民衆党側は捜査当局への批判を強めている。事件は柯主席が台北市長時代のもので、地裁は、柯主席と共に勾留請求された当時の副市長については勾留を決定した。(共同)