まったくもって、その通り!

竹島問題をめぐっては、韓国側では事実に基づかない「歴史認識」ばかりが肥大化し、そこに一部の日本人研究者が韓国側の主張を無批判に受け入れ追随するという、構造的な誤りを繰り返してきた。
一方、日本側は韓国側の誤謬を指摘し、反駁する努力を怠ってきた。

歴史認識とは、「事実」によるものではなく、「認識」によって、過去の歴史を見る態度である。

安龍福という一人の密航者の偽証から始まり、 300年以上も経った今日まで、われわれを苦しめてきた竹島問題は、単なる領土問題ではない。
日本と朝鮮半島の間には、歴史が事実から逸脱し、「歴史認識」として語られることの危険性が常にある。

事あるごとに「歴史認識」を持ち出す中国の論法も、著者が竹島問題で指摘していることと同じである。
彼らの「歴史認識」に、文献批判的なアプローチで反論しようとしても、不都合なことには耳をふさぎ、事実をねじ曲げても平気なことからとうてい不可能である。しかし、日本としては、真摯な研究をふまえた事実に拠り所を求めるほかない。
解決の方法は、それらの研究成果を、海外に広く知らしめることであろう。
世界の世論を味方につけることだ。それには、英語力が要る。
政府は歴史研究者らの研究成果を英語にし、海外に向けて発表する機会を支援すべきである。

竹島は日韓どちらのものか」 下條正男文藝春秋
文春新書 377 2004/4 188pp 714円
P なぜ竹島問題を考えるのか
1.ことの発端 - 17世紀末の領土紛争
2.舞台は朝鮮に - 誤解の始まり
3.その後の経緯 - 二つの異なる歴史認識
4.現代の竹島 - 対話の拒否と事なかれ主義
5.争点の整理 - 何がどうくいちがっているのか

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水郷@利根 で うなぎを食す な・1日。

帰りに実籾付近で雷雨&豪雨!