朝起きたとき,会社に行きたいと思うか?

気分転換
(1)自分自身を冷静に見つめる:先ず,現在の状況を冷静に分析しなければならない。何が起こっているのか,なぜ起こったのか,自分はどう思っているのか,相手は何と言っているのか,あるいはどう思っているのか。注意すべきことは,自分の気持ちに正直であることだ。

(2)目標に目を向ける:落ち込んだ状況ではともすれば感情的で,感傷的で,ささいなことに執着していることが多いものだ。上司の厳しい一言で元気をなくすこともある。その際には,上司に嫌われている,今後も嫌なことが次々に起こるように思われるものだ。しかし,上司は落ち込ませるために注意したり,叱ったのではない。起こった問題を解決したい,もしくはあなたを成長させたいと思ってのことなのだ。

 つまり,“上司の厳しい一言”を解決する唯一の方法は,抱えている問題や課題を解決することだけだということに気づかなければならない。目標に目が向いた途端,“上司の厳しい一言”は大した問題ではなくなる。目標は自分を気落ちさせるものではなく,逆に奮い立たせてくれるものなのだ。

(3)動機づけの道具を見つける:冷静に状況を分析し,目標志向に切り替わってもまだ十分ではない。自分自身を強く動機づけ,力強いステップを踏み出し,二度と同じような出来事に影響を受けないためには,もっと強力な動機づけ剤が必要である。