公的年金制度の解体=最大リスクの解消

7時半 すぎ 晴れ
朝なま のち おち

終身雇用・年功序列の日本型雇用を変えなくてはならない。そのためには次の5つの労働市場改革が必要だ(ちなみに、これはどれも世界標準の労働制度だ)。
1.同一労働同一賃金を徹底して、正社員、非正規社員の「現代の身分差別」を禁じる。
2.定年制と新卒一括採用を「年齢差別」として違法にする(新卒一括採用は現行法でも違法だが、厚労省が適用除外にしている)。
3.会社員を専門職と事務職(バックオフィス)に分け、時間給のバックオフィスは雇用を保護する一方で、専門職は「会社の屋号を借りた自営業者」として成果報酬を徹底し、解雇も原則自由にする。
4.解雇の際の金銭の支払いをルール化し、現状では一方的に解雇され泣き寝入りしている中小企業の労働者の権利を守るとともに、労働市場の流動化を促す。
5.職業訓練を外部化・標準化するとともに、職業教育機関の資格を会社での待遇に反映させる。
(橘)