昼前、ちょこっとやぶしー。
あんぱんマンにプチ切れ
「もっともやっかいな債務超過企業」
債務超過企業の中には、節税対策ではなく、わざと債務超過になる
ことで自社の実態を隠そうとする企業もあり、私も実際に遭遇したこと
がある。
債務超過でも潰れない企業はたくさんあるという、プロの盲点を利用
した”つわもの”も存在するのであるから、債務超過企業の判断には
注意が必要である。
しかも、個人財産が潤沢であることを装ったり、債務超過から回復した
決算書を使ったりと、相手の目を欺くための準備も怠りないのだ。
しかし、所詮は債務超過企業であり、1つ1つの情報をしっかりと確認
すれば、必ず辻褄が合わなくなるものである。
つまり、このような企業に対しては、慎重に時間をかけて矛盾がないか
どうかをチェックすることが必要なのであり、時には相手をイラ立たせる
ことも効果的である。
それほど、相手を騙そうとする者は短期間に仕事を終わらせたいが
ために、「時間をかける」ことを最も嫌うのである。
今すぐ取引しなくては「失う利益が大きい」という話ほど、
ウソの儲け話であることが多い。タイムリミットが極端に短い取引など
世の中そんなにあるものではないのだ。
まさに与信管理には「冷静さ」が重要なのであり、ときには時間を
かけて頭を冷やすことも忘れてはならない。